


巨大な蛇ヨルムンガンドと戦うトール
雷神トールが大海の怪物ヨルムンガンドと死闘を繰り広げる場面。
北欧神話における最強戦士の象徴的な武勇をダイナミックに描く。
出典:『Thor Battering the Midgard Serpent』-Photo by Henry Fuseli/Wikimedia Commons Public domain
北欧神話って、本当に強そうなキャラクターがいっぱい登場しますよね!
雷神トールの豪快な一撃、オーディンの深すぎる知恵、巨人たちの規格外の力……さらには、世界をとぐろで囲む巨大な蛇ヨルムンガンドまで登場するんだから、どっちが神でどっちが怪物か分からなくなるほど。
「じゃあ、結局いちばん強いのはだれ?」って思ったこと、ありませんか?
というわけで、本節では神々と怪物の中から本当に強いキャラ3人を選び、その強さの秘密を紹介していきます!
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ちょっと意外かもしれませんが、ロキはただのトラブルメーカーじゃないんです。
彼は変身能力や魔術、頭の回転の速さで、何度も神々を救ったり、逆に危機に落としたりしてきました。
トールの武器・ミョルニルを盗まれたときも、ブリーシンガメンを奪われたときも、ロキの知恵と変身能力が活躍したのは有名な話。
そしてラグナロクでは、神々に反旗を翻し、自分の子どもたち(フェンリル、ヨルムンガンド)とともに神々の滅びに手を貸すことになるんです。
単純な戦闘力ではなく、「状況を支配する力」こそがロキの強さと言えるでしょう。
さて、第2位にランクインするのは世界蛇ヨルムンガンド!
ロキの子で、海に投げ捨てられたあと、ミッドガルド(人間の世界)をとぐろで囲むほどの巨大さに育ちます。
トールとの因縁があることでも有名で、両者の戦いは北欧神話でも屈指の名場面です。
ヨルムンガンドの強さの真骨頂はラグナロク。トールと壮絶な戦いを繰り広げ、最後には相打ちになるんです。
神を殺せる存在は、神話の中でも限られているので、それだけでこの蛇のヤバさがわかりますよね。
毒のブレスととんでもないサイズ感──これぞ怪物の象徴!
やっぱり1位はこの人、雷神トール!
彼の武器「ミョルニル」は、どんな敵も打ち倒す最強のハンマー。しかもそれが戻ってくるブーメラン仕様という便利さ。バイキングたちにとっては最も信頼され、最も人気のある神だったんです。
トールは何度も巨人の国へ単身乗り込み、とんでもない数の敵を相手にして無傷で帰ってくるというタフさを見せています。
とくに有名なのがヨルムンガンドとの最終決戦──毒を浴びながらも蛇を仕留め、自分も9歩だけ歩いて倒れるという、まさに神話のヒーローらしい最期です。
その強さ、戦いぶり、人気の高さ、どれをとっても堂々の第1位!
というわけで、北欧神話の強さランキングBEST3は、1位:トール、2位:ヨルムンガンド、3位:ロキという結果になりました。
もちろん、ほかにも強いキャラはたくさんいるけど、「神と怪物が対等にぶつかり合う」っていうところが、北欧神話の面白さなんですよね!
また別のテーマでランキング、やってみたくなっちゃいますね!
⚡オーディンの格言⚡
力とは、ただ振るうものではなく、「何を背負い、何を貫くか」によってその真価を示す。
雷鳴の息子トールは、わしの誇り──勇気と責任をその手に握りしめ、巨蛇に立ち向かった。
強さとは、恐れを超えて己の務めを果たす覚悟の名なのじゃ。
ロキよ、そなたの知恵は常に危うくも美しい。光と闇の間を行き来し、秩序に揺さぶりをかける者としての宿命を背負っておる。
そして、ヨルムンガンド──そのとぐろは「限界」の象徴であり、世界を包む絶望そのもの。
だが、絶望の深さゆえにこそ、希望は試されるのじゃ。
わしらの物語における「最強」とは、敵を打ち倒した者ではない。
滅びとともに語り継がれる者──それが真に名を残す戦士なのじゃ。
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