北欧神話の結末とは?最後結局どうなるの?

北欧神話のクライマックスは「ラグナロク」と呼ばれる終末戦争です。これは単なる戦いではなく、神々と巨人族の壮絶な最終決戦であり、世界の終焉と新たな時代の始まりを意味します。

 

この戦いの中で、オーディントールといった神々は壮絶な最期を迎え、世界は炎に包まれます。しかし、全てが滅びるわけではなく、新しい世界が誕生し、希望が残されるのです。

 

本記事では、北欧神話の最終章「ラグナロク」の詳細と、その後の世界について詳しく解説します。

 

 

ラグナロクとは?

北欧神話における「ラグナロク」は、神々と巨人族の最終戦争を指します。この戦いによって、世界は大きな変化を迎えることになります。

 

戦争の勃発

ラグナロクは、数々の前兆を伴って訪れるとされています。

 

ラグナロクの前兆
  • フィンブルの冬:三年間続く大寒波が訪れる。
  • 道徳の崩壊:人々が争い、秩序が失われる。
  • 太陽と月の消失:巨大な狼スコルとハティが太陽と月を飲み込む。

 

これらの出来事の後、神々と巨人が全面戦争へと突入します。

 

神々と巨人の最終決戦

ラグナロクでは、多くの神々が命を落とすことになります。

 

ラグナロクでの主な戦い
  • オーディン:巨大狼フェンリルに飲み込まれる。
  • トール:ヨルムンガンドを倒すが、毒によって命を落とす。
  • ロキ:神々の守護者ヘイムダルと戦い、相討ちとなる。
  • スルト:世界を炎で焼き尽くす。

 

戦いの結果、神々も巨人もほぼ全滅し、世界は炎に包まれます。しかし、これで全てが終わるわけではありません。

 

ラグナロク後の世界

世界が焼き尽くされた後、北欧神話では新しい世界の誕生が語られます。

 

生き残った神々

すべての神々が滅びたわけではなく、一部は生き延び、新たな時代を築いていきます。

 

ラグナロク後に生き残る神々
  • バルドル:死の国から復活し、新しい世界を導く。
  • ホズル:バルドルとともに新世界を統治する。
  • ヴィーダル:フェンリルを討った神として生き残る。
  • ヴァーリ:復讐の神として生存し、新世界の守護者となる。

 

人類の存続

北欧神話では、人間も完全に滅びるわけではなく、2人の生存者が語られています。

 

生き残る人間
  • リーヴとリーヴスラシル:森の中に隠れ、世界が再生した後に人類を復興させる。

 

新しい世界の誕生

ラグナロクの後、荒廃した世界は再生し、かつての秩序が取り戻されるとされています。

 

以上、北欧神話の結末についての解説でした!

 

ざっくりと振り返れば

 

  • ラグナロクは神々と巨人族の最終決戦
  • 多くの神々が命を落とし、世界は炎に包まれる
  • 新しい神々と人間が生き残り、新たな世界が始まる

 

・・・という具合にまとめられるでしょう。

 

ようは「北欧神話は滅びの物語でありながら、同時に再生の物語でもある。」という点を抑えておきましょう!以下で北欧神話に関する詳細な情報をさらに掘り下げていきますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。