
北欧神話は、オーディンやトールといった神々が活躍し、壮大な世界観を持つ物語です。神々と巨人の戦いや、英雄たちの冒険、そして世界の終焉ラグナロクまで、数多くのドラマチックな要素が詰まっています。しかし、そんな北欧神話には、一風変わったユニークなエピソードも多いのです。
神々がトリックを仕掛けたり、予想外の展開があったりと、意外性に富んでいるのが北欧神話の魅力。本記事では、そんな北欧神話の「面白ポイント」を5つ厳選してご紹介します!
北欧神話の神々は、ただの英雄ではありません。個性が強すぎて、時には奇想天外な行動をとることもあります。
知恵を求める主神オーディンは、知識を得るためなら手段を選びません。例えば、世界樹ユグドラシルの下にある「ミーミルの泉」の水を飲むために、片目を犠牲にしました。さらに、9日間自らを槍で貫き、世界樹に吊るされるという苦行まで行っています。
雷神トールは怪力で知られますが、とにかく短気。敵を見つけたら、すぐに強力な武器「ミョルニル」で攻撃します。あるとき、巨人たちにハメられて「釣りに行こう」と誘われたものの、巨大な海蛇ヨルムンガンドを引っかけてしまい、大暴れしました。
北欧神話に欠かせないのが、トリックスターロキです。彼のイタズラが、神々を困らせたり、時には世界の危機を招いたりします。
ロキの悪ふざけは、最終的に神々と巨人の最終戦争「ラグナロク」を引き起こします。ロキの子である巨大狼フェンリル、死者の国を治めるヘル、海蛇ヨルムンガンドなどが大暴れし、世界は終焉へと向かうのです。
ロキは変身能力を持っており、なんと雌馬に変身して巨人の馬と交配し、オーディンの愛馬スレイプニルを産んでしまいました。この馬は8本足を持つ最強の騎馬ですが、ロキの子供だったのです。
北欧神話の神々は、伝説的な武器を持っています。それぞれが特別な力を秘めており、神々の強さを際立たせています。
最強のハンマーミョルニルは、神々の敵である巨人を一撃で粉砕するほどの威力を持ちます。さらに、投げると必ず手元に戻ってくるという特性もあるのです。
主神オーディンが持つ槍「グングニル」は、一度投げたら必ず目標に命中するという武器。北欧神話の戦争シーンでは、オーディンがこの槍を振るい、多くの戦士を導きます。
北欧神話の世界は9つの異なる世界で構成されており、それぞれに独自の文化や種族が存在しています。
ユグドラシルは、9つの世界を繋ぐ巨大な世界樹です。神々の国アースガルズ、人間の住むミズガルズ、死者の国ニヴルヘイムなど、さまざまな世界がこの樹の周りに存在します。
北欧神話の最も有名なエピソードが「ラグナロク」です。神々と巨人が激突し、多くの神々が命を落とす大戦争。最終的には世界が滅びるものの、生き残った者たちによって新しい世界が生まれるのです。
北欧神話はシリアスな話ばかりではなく、ユーモラスなエピソードもあります。
ある日、巨人にミョルニルを奪われたトール。取り戻すために女神フレイヤに変装し、花嫁として巨人のもとへ潜入しました。途中で酒をがぶ飲みするなどのボロが出そうになりましたが、最終的にはハンマーを取り戻し、巨人たちを撃退しました。
光の神バルドルは不死身に近い存在でしたが、唯一の弱点は「ヤドリギ」。悪戯好きのロキは、盲目の神ホズルにヤドリギの矢を持たせ、バルドルを誤って殺させてしまいました。これが神々の悲劇の始まりとなるのです。
以上、北欧神話の面白ポイントBEST5についての解説でした!
ざっくりと振り返れば
・・・という具合にまとめられるでしょう。
ようは「北欧神話はダークな要素とユーモアが絶妙に混ざった物語である。」という点を抑えておきましょう!当サイトでは、北欧神話の神々やエピソードをさらに深掘りしていきますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。